ちょう(胃腸)がよわい


というわけで合宿から帰ってきました。


で、合宿での全奏の自分の演奏がシンフォニーの1stファゴットを任せるにはあまりにもお粗末ということで、メイントップのポジションを解かれることになりました。でさすがに今までパトリやってた人を放り出すのもあれなので新しい行き先を紹介していただけることになりました。以下その一部始終。

*:「通常の楽器じゃもうだいぶ遅れをとるだろうから、特殊楽器のパートを紹介しようと思ってですね」
(オケの特殊楽器の案内の束が机におかれる)
(上の数枚をとる)
sylph01:「…えーと、コントラファゴット専門奏者募集?バスオーボエ専門?ヘッケルホーン専門?いったいなんですかこれは」
*:「うむ、世界各地のオーケストラの特殊楽器パートの募集を集めてきたものだ。でも残念、並のファゴットですらお粗末なのに君に管の特殊楽器は無理だね。それじゃあ…『新世界より』第4楽章のシンバル専門とか『ローマの松』のナイチンゲールのテープ専門とかどうだい?海外の巨大オーケストラで表現力強化のために専門奏者が欲しいそうだ」
sylph01:「どっちも1発しかないじゃないですか、しかも何ですか曲限定って」
*:「曲限定が嫌だったらドア専門なんてのもあるぞ」
sylph01:「え、それコンサートホールのスタッフのことじゃなくて」
*:「いいや、『惑星』の『海王星』の最後で超重要な役割があるぞ」
sylph01:「限定的すぎるし存在がまったく意識されませんね」
*:「こんなのもあるぞ、ハンマー専門」
sylph01:「マラ6でしか出番がないアレですね。演奏機会少ないじゃないですか」
*:「それじゃあサイレン専門」
sylph01:「ほっといてもショスタコの3番でしか使ってくれませんね」
*:「ウインドマシン専門…」
sylph01:「使う曲が思いつきません」
*:「んー…そういえば君は情報科学を勉強してるっていったね、それじゃあ電子楽器とかいいんじゃないか」
(『10日で覚えるオンド・マルトノ』『テルミン for Dummies』『独習モーグシンセサイザー』などの本を持ってくる)
sylph01:「何ですかこの初心者向けプログラミング本のまがい物は」
*:「そう、文字通りの電子音楽初心者向けの本だ」
sylph01:「えーとオンド・マルトノってあの『トゥランガリ交響曲』で使うやつですよね」
*:「そうそう、芸能並b…げふげふ、現代音楽で有名なアレだ。アニメやゲームでも使用例があるそうだ。奏者が限定的だから他よりは競争は少ないだろうね」
sylph01:「(なんか一瞬不穏なワードが…)普通に鍵盤楽器弾ける人が強いと思うんですが」
*:「確かに鍵盤ができないと厳しいかもな」
sylph01:「それじゃあやっぱり無理でしょうね。でテルミンとかクラシックで使うんですか」
*:「いちおうアイヴスの交響曲第4番とか現代曲だと使用例がないわけではない」
sylph01:「これまた限定的な。モーグシンセサイザーはどうなんですか」
*:「100% minim…げふげふ」
sylph01:「(またまた不穏なワードが)」
*:「もうらちが明かないなぁ。それじゃあ競争率の非常に少ない最先端の楽器を持ってこよう。そう、これだ。」
sylph01:「えーと…のこぎり?」
*:「sawだ」
sylph01:「合宿が寒かったのの原因がわかった気がします」

sawいうわけで(←)、のこぎり弾き(「引き」ではない)を始めることになりました。日本人の作曲家による協奏曲が演奏されるなど、その演奏性能に非常に注目の集まる最先端の楽器です。さっそくあさってから先生について練習ということなので、楽器屋…ではなくホームセンターに楽器を調達しにいこうと思います。あ、そういえばのこぎりには木を切る機能もありましてですね、これで「薪束」であろうとザクザク切ってしまえる、というわけで…