今年も寝正月

新年早々修羅場が近付いているのですががが
あれ、今年は楽をするんじゃなかったっけ?


今年もいつものようにAIBO…ならぬ『相棒』を見てたわけですが。やはりいつものように右京さんの洞察の鋭さや教養の深さに驚かされる。というか脚本家すげえって話です。
今年は前半のカシオペア編で「ひろくん」の呼び方が怪しいな、とか、あのカメラ何なんだろう、ってのには気付いたんですがそれが犯人決定のポイントだったのには全く気付かず、さらにメモを拾ったシーンで決定できたのにスルーしてしまうとか、ほんとまだまだです。あとは自称鉄道ファンの藤井さんが警察用語を使ったのは全くのスルー。北海道弁を使ったってことは右京さんの指摘どおり、自分も「雑学並び替え」で見たことがあった単語だったので(笑)気付いたのですが第2部への伏線ということには気付かなかった。で途中で新聞を広げたときに出て来た映画俳優はどうせあのサングラスだろうとは思ったんですが第3部の重要人物の社長には気付かず。途中でその伏線を示唆することをおばさんが言ってたはずなのに。うーむ。


もう二つほど面白いのは、まずは第1部犯人の大学教授が「教育学の専門です」と言ったこと。明らかに崩壊している家庭を描いているのにそういう設定ということは、教育学の専門家ですらとめられないほど家庭の問題が根が深い、いやむしろ教育学の空虚さを物語るかのような役回りであるような気がして面白かった。もう一つは公安課の大河内課長のセリフ回し。やはりこれもエリート官僚を皮肉ったセリフ回し。この2つ以外にも上手いなぁと思わせるセリフ回しがたくさんあった。サスペンスなのにうまく社会への皮肉を混ぜるあたり本当に上手い。
あとは池頼広の音楽はガチってことでしょうか。『女王の教室』以来この人の音作りには驚かされてばかりです。スタッフロールを見る度に納得してしまう。


とりあえず今年はいろんな意味で右京さんを目指すことにします(笑)