んーあんまり普段のここらしくない記事だなぁ。2年前だったら普通に書いてただろうしゼミで最優先に持っていってたネタだろうと思うんですが。

改めて上の記事について

特に理系学生のうち基礎に近い部分*1の勉強をしているものとしての率直な感想が以上です。表向きに打ち出している公約の実現と天秤にかけると果たしてそこまで重要なのか?という疑問をはさまざるを得ない、と思ってしまいます。

疑問に思ったことが1つ

今回の科学研究の予算の判断を下したのが「第3ワーキンググループ」ということだそうですが、議論の流れを見ている限りではあるワーキンググループの特定の日付の特定の枠内で最終結論を下している、というように見える。もちろん、個別具体的な問題点を洗い出すにはその方法は最適でしょうが、事業仕分け対象となる事業全体に対する優先順位の最終判断などをすることができない。

それよりも

二酸化炭素排出25%削減ってどうにかならないんですか。二酸化炭素削減っていうキーワードは非常に美しく聞こえますけど、全力挙げて環境対策をしたらしたでそれは金を使うし使える金を減らす(経済規模の縮小を招く可能性がありますし)ことにもなります。そもそも二酸化炭素悪玉説にもまだ疑問をはさまざるを得ないところがある以上(自分は信用していない側です:長くなるので割愛)、やっぱり優先順位の判断ができていないもののように思えてしまう。

あ、そうか

そもそも優先順位判断するつもりがないのか!…という見方も可能。


何にせよ、改めて理系って立場弱いなぁと思ったと同時に、先のことを本格的に考えなければと思った次第。あと読者の文系の方には理系の内容本気で理解しろとは言わないし言えないのでサイエンスのニュースの動向にも気にかけていただけるとうれしいです。

*1:もっとも、情報科学っていうと他の理学系各学問と比べると応用色の強い学問ですが…