この前の大会データの分析 / レギュレーションについて考察

果たして「単純EXスコア勝負」と「達成率合計」で選曲間偏差にどれくらい影響あるのか、という考察。以降IIDXで大会やる方、IIDX大会で選曲できるところまで残れる方向け。
各曲について、上位6人のスコアの1位-6位、1位-6人の平均を計算してみました。平均値は小数点以下切り捨て。

ノート数 トップ 6位 平均値 1位-6位 1位-平均 1-6/ノート数 1-avg/ノート数
Happy Wedding 940 1807 1733 1773 74 34 7.9% 3.6%
NO CRIME 951 1881 1799 1854 82 27 8.6% 2.8%
Silvia Drive 1049 2015 1941 1983 74 32 7.1% 3.1%
Apocalypse 1214 2327 2296 2301 31 26 2.5% 2.1%
Xepher 1520 2894 2806 2859 88 35 5.8% 2.3%
Raison d'etre 1389 2651 2573 2625 78 26 5.6% 1.9%

以上の数値の意味としては、

  • 1位からの単純差:EXスコアベースにしたときにつく差
  • ノート数で「正規化した」値:達成率合計にしたときにつく差

ということになります。


とここまで書いてみて疲れたので簡潔に←。

  • 1位対アベレージはノート数で正規化するとだいたい2%〜3%周辺に落ち着く。でもノート数増えるほど差は減る。
  • 1位対6位はだいたい70点程度。Apocalypseはどうしたんだろう。
  • 1位対アベレージはだいたい30点程度。

→このレベルになると「選曲間のノート数による偏差」はほとんどないと言ってもよい。はっきり言ってしまうと、正規化すると少ないノート数の曲光らせるほうが有利になってしまう。具体例を出すと、正規化した結果、137ノートのGAMBOLと2000ノートの嘆きの樹では1ノートの重みが14.5倍になってしまう。ノート数で正規化したEXスコアだと低難易度選んだ方が有利なのでは、という判断はここからも出てくる。そして最上位のプレイヤー間では発狂選んだから誰々を落とせる、なんていうことはほとんどないと言っても問題はないのでノート数の多い曲を縛る理由は特にないはずである。
以上より、プレイヤーのレベルが十分に高ければ単純EXスコアの勝負でもノート数による選曲間偏差はそんなにつかない、という結論を出すことができる。