日記パート

朝6時起き、本日1冊目の本を読み終わりAoCがしたくなったのでAoCをし、GW中に自分で料理する分の食材を買い出しに行き、帰ってきたら昼寝をし、2冊目の本を読み、例によってAoCがしたくなったのでAoCをし、夕食を作り、3冊目読んで終了。しかし一時期に比べて読むペース落ちた。1分で2ページか…。後で読み返すこと前提で速めに読むようにしてみてもいいんだけど。こういうときにラノベの一気読みはかなりいい目の訓練になるんだけど、家にあるラノベはもう大抵数年前に読んでしまったよ。買い出しのついでに本屋見たらインなんとかさんがすげえ気になったけど今は未読消化を優先だ。
自分で料理するときはスパゲッティばっかり作っている気がする。トマトソースに関してはある程度今日でやり方が見えてきた。ホワイトソース系と塩味っぽいのを練習してみたいところだが、他の料理作れるようにしろよという説も。


そういえば日記の逆リンクを見たらid:madara-necoさんのはてダがあって、よく考えたら3年くらい前にもはてダからリンクあって気になっていたのだけど、最近某デザイン&オケの団体(もはや伏せる意味なし)の方だと知ったので妙な親近感を感じていたところなのでした。おそらく近いうちにオケでご一緒することになるといいなぁ。

で3冊目

カッコウはコンピュータに卵を産む〈上〉

カッコウはコンピュータに卵を産む〈上〉

ちなみにこれ数年前の高校の文化祭の古本市で1冊50円で入手したもの。すさまじくいい買い物をしたと思う。
著者のクリフォード・ストールがローレンス・バークレー研究所に侵入したハッカーを追跡したノンフィクション。なんとそのきっかけはメインフレーム使用料の計算の誤差。一人の大学院生による、CIA・FBI・NSAをも巻き込むことになるハッカー追跡劇…と書くとこれほんとにノンフィクションかと思ってしまうような内容。
コンピュータの勉強をしていると思わずニヤリとくるような懐かしい単語がたくさん飛び交うものの解説も丁寧なので知らなくても読めます。でもVAX/VMS信者とUNIX信者が言い争うだとか、GNU Emacsセキュリティホールを突いてスーパーユーザ権限を奪うだとか、やっぱり知ってたほうが楽しめるなぁ…
ネタバレもあるのと下巻がまだなので続きは明日。

結局間に合わなかったので今日で2冊

あと1冊増える予定。

ローマ人の物語〈25〉賢帝の世紀〈中〉 (新潮文庫)

ローマ人の物語〈25〉賢帝の世紀〈中〉 (新潮文庫)

ローマ人の物語〈26〉賢帝の世紀〈下〉 (新潮文庫)

ローマ人の物語〈26〉賢帝の世紀〈下〉 (新潮文庫)

というわけで単行本9巻相当の「賢帝の世紀」読了。
前回のトライアヌスに続きハドリアヌスアントニヌス・ピウスまで。第2回三頭政治のほうのアントニウスの印象が強いせいで世界史の試験でもアントニウス・ピウスだとかマルクス・アウレリウスアントニウスって書きそうになったけど違います。
そしてどうしてこうもある意味理想的な皇帝ばっかり続いてるんだろうか、さすが「五賢帝時代」と言われるだけのことはある。ハドリアヌスは広大なローマ帝国全土を周り属州民の陳情を待つまでもなく自ら必要とされる改革を実施し、アントニヌス・ピウスは先代2人の改革を定着させる役割を担った。もちろんそれぞれの人が得意としたやり方に沿っていたからうまくいったのであり、ハドリアヌスの晩年に生じた混乱を落ち着けるには人格者アントニヌス・ピウスはまさに適材だったのだろう。こうも素晴らしい時代が続いてると古代ローマに生まれてればよかったなんて思ってしまうではないか。
ユダヤ人のディアスポラハドリアヌスの時代に決定的となったということを改めて確認(世界史の授業ではやったはずなんだけど忘れてたようだ)。敗者を従属させるのではなく勝者の一部として同化する(→同化政策、っていうとどうも日本では日清戦争以降の韓国に対する対応を連想させてしまいがちだけれどそうではなく、ローマの自由民が与えられている自由に近い自由を与えるやり方での「同化」)という方法で一大帝国を築き上げたローマにとって、一神教を守るユダヤは非常に多くの問題をつきつけてきた。カエサルの時代にはユダヤの特殊性を認めて神聖王国を維持したままローマの一部に組み込むという形をとっていたのがその後は政教分離を実施させた。結局、ローマ人にとっての自由とユダヤ人にとっての自由の形が違ったため、不幸な誤解を抱えたまま戦争によってディアスポラを招く結果になった。異文化理解という面では非常に長けていたはずのローマですらこうだったのだから、真に異文化を理解するということはやはり並大抵のことではないのだろう。