読書

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

自由とは二足す二が四であると言える自由である。その自由が認められるならば、他の自由はすべて後からついてくる。
(p.125より引用)

読了。
テルレスよりは一般的に読まれてるだろうという考えのもと余裕でネタバレ入りそうな感想を書いちゃいます。一言でいうと、オーウェルが1949年の段階でここまで書き込んだということに純粋な驚きと畏敬の念を覚える。はっきりいって、全体主義社会、管理社会への警鐘を鳴らすという一般的にこの本を語る上で語られるテーマ以上のものがこの本にはあると思う。主人公が抑圧の中で「人間性」を保とうとするさまや感情すら抑圧される中で展開される愛の物語からは、普段当たり前と考えている「人間性」という前提を改めて問いかけてくるものがある。人間らしいって何?歴史って何?記憶って何?そして最後には、存在してるってどういうこと?というテーマにまで突入する。そして解説を読んで改めて気づいてなかったところに気づかされた(ここはわりと強烈なネタバレなので割愛)。今から読むときに新訳版を薦めるとしたらそこがポイントか。とにかく、気づくものが多い、感じるものが多いという意味で読んでて刺激の多い本だった。

読書:とりあえず読むもの列挙

最近読書のペースがいいので技術書以外の本棚の読んでないのものを列挙。そういえば買ったCDすらまともに消化できてなかったんだよなぁ。

  • カラマーゾフの兄弟』 第3巻/第4巻(光文社古典新訳文庫版)
  • 『Hot, Flat, and Crowded』
  • リーンの翼』(全4冊):ハードカバーなので優先順位は落ちる。手元は1巻のみ
  • カッコウはコンピュータに卵を産む』(上下巻):同じくハードカバーなので
  • ローマ人の物語』:文庫版で読んでないのが少なくとも「賢帝の世紀」から。もしかしたらその1個前からかもしれない
  • 『21世紀の国富論
  • 『Never Let Me Go』:英語版。ペーパーバックだし優先度はそんなに下がらない
  • The Lord of the Rings』:7年前に買って、最初のほう読んで、あまりの分量に挫折して放置中。相当気乗りしないとさらに放置。
  • 『Labyrinth』
  • 『The Wisdom of Crowds』:でも今更感あるよなぁ
  • 『Change by Design』
  • 『Design-Driven Innovation』:先輩が薦めてたので買って最初のほうは読んだ。

うげえ洋書ばっかだ。勢い付かないと読めないんだよなぁ英語は。勢い付けばそう苦労はしないんですが。英語はTOEFL受ける前に慣らすために読むか。
そういえば某ゼミの論考のテーマでイノベーションやったのでその項目だけ読んだ程度なシュンペーターの『経済発展の理論』が出てきたんですがどうしよう。古い岩波文庫はフォントが読みにくいというあたりから意気消沈してしまうんですがこれってどういう位置づけなの教えて経済の偉い人。あ、あと父親が置いてった『My Life: the Early Years』(クリントン大統領の自伝)とエラゴンのドイツ語版が出てきた。後者は永久放置な気がしてならないが…(汗)
そういえば前々から気になってるのが『Guns, Germs, and Steel』『Collapse』の2冊。しかしどちらも超ヘビー。あと弟の本棚にあった『生物と無生物のあいだ』とその続編みたいなの。
ここまででページ数にしてゆうに10000ページ以上ある感じなので、ここまで列挙したもの+αを9月末までに全消化を目標にしよう。さあ何割達成できるかな。

jubeat

Evans赤、隅田川赤攻略完了。前者は16回、後者は2回目でいけました。エア濁流を何回かやったかいがあったものです。
Evansは今日の一発目が最初のブレイク139***→回転後360***→終了、加算後697***とか出て非常に惜しかったのがクリア時は最初のブレイク136***→回転後358***→終了66****→加算後72****と回転前目標の400000点には届かなかったものの発狂を気合いで押してクリア。光らせる力が圧倒的に不足してる。
大目標がクリアできてしまったのでしばらく放置に入るんじゃないk…といって放置しないのはいつもの癖で、きっとQMA7が金属行かずにフィニッシュしたらjubeatポケモンのせいだっていっていいような状態になるんじゃないですかね。なんか大きく違うけど。